強制わいせつ事件で請求金額から280万円減額し示談が成立した事例
依頼者:20代 男性
結果:被害者との示談が成立
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1 自身がわいせつな行為をし、被害者から400万円の慰謝料請求をされた
本件で依頼者は、知人である被害者にわいせつな行為をし、400万円の慰謝料を請求されていました。また、当所に来所される前に依頼者はその支払いに同意をしてしまっている状態でした。
2 本件の弁護活動
当所弁護士はまず、被害者に直接面会して,被害者が依頼者に対して400万円を請求するに至った経緯や背景事情を確認しました。そのうえで,被害者が求めているものや譲歩できる点を探り、交渉を行いました。
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その結果、最終的にはもともとの請求金額の400万円から280万円減額した、120万円の支払いで示談に応じてもらうことができました。
3 弁護士からのコメント
- 本件のような、強制わいせつ事件においては、被害届が提出されることを防いだり、起訴された場合の量刑を軽くするために、示談の成立が非常に重要です。
しかし示談交渉においては、被害者から高額な示談金を要求される場合があり、加害者側の支払いが現実的に不可能な場合には、示談交渉は難しくなります。ですので、被害者の心情に十分配慮しつつも現実的なラインで折り合いを付ける必要があります。
加害者が被害者に対して真摯に反省する姿勢を示し、支払可能な金額を提示することで、被害者側の納得を得られる場合がありますので、交渉が難航した場合でも、粘り強く交渉を行うことが重要です。
またその際、弁護士は加害者である依頼者に対し、起訴される見通しや起訴された場合の判決内容、被害者から民事訴訟を提起された場合に慰謝料としてどれくらいの金額での認容判決が出されるかといった見通しを立て、弁護活動や示談交渉を行います。
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「強制わいせつ事件で高額な慰謝料を請求された」「今後逮捕されるかもしれない」等お困りの際には、できる限り早期に弁護士にご相談いただくことをおすすめします。相談料は初回無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。