住居侵入罪で示談が成立し不起訴となった事例

解決までの期間:約10日間

最終処分:不起訴

依頼者:男性

 

1 住居侵入罪でその場で逮捕、勾留

本件では、依頼者は被害者の敷地内に侵入し、その場で逮捕され、警察署に勾留されることになりました。

 

2 本件の弁護活動

依頼者は、捜査段階から被害者への謝罪の意向を示しており、弁護士も被害者との示談交渉をすぐに行いましたが、なかなか被害者の納得を得られず、示談交渉は難航しました。

  • しかし、当所弁護士が直接被害者の元へ出向き、依頼者の、被害者に対する真摯な謝罪を伝えるとともに、粘り強く示談交渉を行った結果、示談が成立し、不起訴とすることができました。

 

3 弁護士からのコメント

 

不起訴処分を獲得し、早期に事件を解決するにあたっては、示談の成立が非常に重要です。特に、今回のように、被害者のいる事件においては、示談の成否が検察官の心証に大きな影響を与え、示談の成否によって起訴・不起訴等の判断が分かれることが多いといえます。

しかし,逮捕勾留されている本人は,当然被害者と交流することはできません。また,依頼者のご家族が示談交渉する場合でも、事案ごとの示談金の相場や、依頼者の支払い能力に応じた金額の提示、最終的な示談書の作成など、法律の専門的な知識がなければ非常に難しいといえます。この点、弁護士がついていれば、被害者の方と実際に示談交渉をしたり、書類を作成することが可能です。


また、示談は、検察官が起訴・不起訴の判断をするまでの短期間に、迅速に成立させる必要があるため、刑事事件の実績豊富な弁護士に、早期に問い合わせをすることが重要です。

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