会社の従業員による横領事件(会社側)
会社の従業員による横領事件(会社側)
解決までの期間:1年ほど
最終処分:起訴
依頼者:会社
1 従業員による横領
この事件は,会社から依頼をされた横領事件であり,被害者側にたって告訴等をした事件です。
2 被疑者の横領行為
被疑者は,ある支店の店長をしていましたが,日常的に会社のお金と個人のお金を混同しているとの通報がその部下から本社にありました。
会社が調査をしたところ,被疑者が伝票等を書き換え数百万単位で金銭を横領したことが発覚しました。
3 会社の告訴
会社から委任を受けて,被疑者に対する告訴を警察に提出しました。
もっとも,警察が告訴を受理して動き出すためには,何度も警察署に弁護士が足を運び事件の実態について説明をしました。
4 起訴
弁護士による働きかけにより,事件から8か月以上経過をして,検察庁に事件があげられ,最終的に被疑者は起訴されました。
5 加害者側の弁護活動
会社が企業秩序を維持するために横領をした従業員に対して告訴をすることは珍しくはありません。
もっとも,実際に警察に告訴を受理してもらい,検察が起訴するまでには,会社側からの労力も必要となります。