示談交渉の有効性
前項で述べた通り,逮捕を回避する手段として、被害者と示談交渉して示談を成立させることはとても有効な手段といえます。しかし,逮捕を回避する場合のみならず,送検、起訴を回避する場合も同様に示談は有効な手段です。
示談交渉は、加害者、被害者の当事者同士で行うこともできます。
しかし、被害者が加害者の示談交渉に直接応じてくれない可能性もあります。また、被害者が示談交渉に応じてくれたとしても,過大な示談金を要求される可能性があります。
すでに述べているとおり,暴行罪は,傷害罪に発展する可能性もあり,早期に示談交渉をする必要がある一方で,当事者同士では難しい場合も多いです。
暴行罪に該当する行為をしてしまった場合,早期に弁護士に依頼することをお勧めします。